★ナリタブライアン 牡(黒鹿毛)1991年生 21戦12勝 皐月賞・ダービー・菊花賞で2着馬に着けた着差が3馬身・5馬身・7馬身と一頭だけ次元の違う競馬をして、史上最も楽に三冠を達成した馬。 4歳秋に有馬記念を制し、5歳春の阪神大賞典で常識を超えた能力を見せたが、その後、故障の影響もあって不本意な成績で引退した。 種牡馬入りしてわずか2世代の産駒を残して早逝したのが惜しまれる。 |
◇日本ダービー(平成6年) |
優勝
三冠いずれも圧勝のナリタブライアンだが、ダービーでは直線まったく他の馬のいない大外を突っ走り、エアダブリンに5馬身差をつけた。 ゴール前では南井騎手が手綱をおさえるどころか、立ち上がるほどの余裕で、ダービー史上に残る楽勝だった。 |
◇阪神大賞典(平成8年) |
優勝
前年秋に不本意なレースを続けたナリタブライアンだが、徐々に調子を取り戻し、このレースでマヤノトップガンとの一騎打ちを制し、復活を遂げた。 3コーナーから他の馬を引き離し、壮絶なたたき合いを演じた2頭の姿には誰もが言葉を失った。 |
◇高松宮記念(平成8年) |
4着・優勝(フラワーパーク)
ナリタブライアンのスプリント戦には賛否両論あったが、1頭の馬のローテーションがこれほど話題になることもスーパースターの証明か。 負けてなお、直線の脚に凄みは見せた。 |